2008年02月08日

母と映画に

先日、母と映画を見に行った。

以前、母の認知症を疑った頃、
よく母は映画の途中で居眠りをしていた。

ただその映画がつまらなかったのかもしれないけど…
続けてそんなことがあった。

母の興味の持てる話なら、眠らずに見てくれるかなと、
今回見に行ったのは、母べえ。

時代設定が、母の生まれた昭和15年。

まだその頃の母は赤ちゃんだったろうけど、
何か重なるものがあるんじゃないかと。
回想療法的なものも期待した。

映画は、たしかに戦争前後の重たい時代の悲しい出来事が
描かれている。

そのなかで明るくひたむきに生きる人々の姿がすごくいい。
そして戦争に対して、もう一度考えさせられる。

母の実父は、母が幼い頃に戦死している。
ほとんど何も覚えていない様子。

「私、かわいそうな子やってんで。」と最近よく言う。

そんな母は最後まで居眠りせずに、この映画を見ていたようで、
「いい映画やったなぁ、お姉ちゃんに連れてもらった♪」
と何度も言ってくれた。

一緒に見れて良かったなと思う。


母の実のお父さんのこと・・・
私のおじいちゃんでもある。

以前、亡くなった祖母が引越しの際に戦地から送ってきた手紙を
母に渡していたことがあった。

再婚した祖母はそれを大切にしまっていたようで
「字がにじんでいるのは、ばあちゃんの涙や・・・」と言ってた。

その手紙。

私の部屋の押し入れに入れたままになっていたのを思い出す。
出さないと・・・と押入れの中を探す。

「何してるの?」と母。
押入れの奥の奥から、段ボールが出てきた。

大量の手紙と、写真、祖母の日記が少し出てきた。

手紙は戦地(フィリピン)から母に宛てたものもある。

「○○子ちゃん、元気にしているかね?・・・」
で始まる、子供向けの挿絵の入った葉書。

「これ、お母さん宛てやね」と母に渡すと
涙をポロリ。。

「なんか涙出てきた」って。

手紙はいくつもいくつもあって
読んでるとホントに切なくなってくる。

戦争はいけないって再認識させられる。

手紙や写真をもう一度整理して、母の部屋に保管した。
そして心の中でつぶやく。
「母を守ってください・・・」
posted by nozomi at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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