先日、母と映画を見に行った。
以前、母の認知症を疑った頃、
よく母は映画の途中で居眠りをしていた。
ただその映画がつまらなかったのかもしれないけど…
続けてそんなことがあった。
母の興味の持てる話なら、眠らずに見てくれるかなと、
今回見に行ったのは、母べえ。
時代設定が、母の生まれた昭和15年。
まだその頃の母は赤ちゃんだったろうけど、
何か重なるものがあるんじゃないかと。
回想療法的なものも期待した。
映画は、たしかに戦争前後の重たい時代の悲しい出来事が
描かれている。
そのなかで明るくひたむきに生きる人々の姿がすごくいい。
そして戦争に対して、もう一度考えさせられる。
母の実父は、母が幼い頃に戦死している。
ほとんど何も覚えていない様子。
「私、かわいそうな子やってんで。」と最近よく言う。
そんな母は最後まで居眠りせずに、この映画を見ていたようで、
「いい映画やったなぁ、お姉ちゃんに連れてもらった♪」
と何度も言ってくれた。
一緒に見れて良かったなと思う。
母の実のお父さんのこと・・・
私のおじいちゃんでもある。
以前、亡くなった祖母が引越しの際に戦地から送ってきた手紙を
母に渡していたことがあった。
再婚した祖母はそれを大切にしまっていたようで
「字がにじんでいるのは、ばあちゃんの涙や・・・」と言ってた。
その手紙。
私の部屋の押し入れに入れたままになっていたのを思い出す。
出さないと・・・と押入れの中を探す。
「何してるの?」と母。
押入れの奥の奥から、段ボールが出てきた。
大量の手紙と、写真、祖母の日記が少し出てきた。
手紙は戦地(フィリピン)から母に宛てたものもある。
「○○子ちゃん、元気にしているかね?・・・」
で始まる、子供向けの挿絵の入った葉書。
「これ、お母さん宛てやね」と母に渡すと
涙をポロリ。。
「なんか涙出てきた」って。
手紙はいくつもいくつもあって
読んでるとホントに切なくなってくる。
戦争はいけないって再認識させられる。
手紙や写真をもう一度整理して、母の部屋に保管した。
そして心の中でつぶやく。
「母を守ってください・・・」
2008年02月08日
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