2008年04月28日

父が入院

ずどどどどど、どどど、どーん!!!

あ、落ちた。。。


その日も落ち着きが無く、一日中部屋を行ったり来たり
階段を登ったり下りたり、一人笑ったり怒ったりの父。
夕食を食べてしばらくして、階段の方からものすごい音。

今までも酔っ払った時なんかに
何回か階段から落ちたことはあったけど
この音は尋常じゃない。

見に行くと、階段の上の方に割れた灰皿、
一階まで破片が飛び散ってる。
その一階の床に仰向けの父。

何だか呆然と天井を見上げてる。
「だいじょうぶ?」
「すべった。落ちたわ。」

しばらくそっとして割れた灰皿を拾いながら
様子をうかがう。

「頭は打ってないか?腰は?痛いとこは?」
「だいじょうぶだろ、ワシは柔道やってたから」
なんて威張ってみせる。

「そっと立ってみたら」
「立ってみようか」と立ち上がったら
足首から足の裏にかけて痛みを感じたみたいで
「痛いわ、動けんわ」

とりあえずイスを運んでしばらく座らせる。
その直後に言った言葉が
「タバコ、あと灰皿持ってきて」

もう・・・

一時間くらいそこでタバコをふかす父。

しばらくして眠くなった父は、肩を貸してくれと言う。
痛めた場所を見せてもらうと、
腫れがあり少し変形しているように見える。
たまたまあった湿布を貼って
ソファのある居間まで片足ケンケンで行く。
その後2時間ほど眠って・・・また物音がするので見に行く。

トイレに起きようとしたものの、
激痛のため立てずソファに倒れこんでいる。

とりあえずまた肩を貸してトイレへ。
後ろから体を支える。

しばらくすると、よろよろとして倒れこんできた。
床を見ると、オシッコでびしょびしょ。
ちょっと待った!!!
と廊下まで引っ張ろうとしたら、
後ろ向きケンケンで、もとのソファまで帰る気力を見せた父。
そのまままた、2時間眠ったようだ。

こちらは、身動き取れない父をはてさてどうしたものかと
考えると眠れなくて、物音がするたびに様子を見に行く。

「眠れないのか、寝ろよ。」
「心配かけて悪いな。」など、いつもは聞かない言葉を聞いた。

でも私の気持ちとしては、
「迷惑かけてすまんな」と言う言葉が欲しかったけど・・・
我ながらひどい娘だ・・・

足がどうなってるのか、打撲が骨折か?
どれほど治療が必要なのか、
日常生活のサポート、治療のサポートなど
考えると眠れなくなってくる。

ふと「入院してもらえれば、助かる」と頭によぎる。

朝になって、本人に状態を聞くと
「痛くて歩けん、骨折れとるわ。担架で運んでくれ」と言う。
座ってると痛みはマシなのか、
その合間にも独り言を言いながら、ニヤけてる。
母はあまり気づいてないのか、鼻歌を歌ってる。
それもまたショック。。

車もないので、申し訳ないが救急車を呼ぶ。
「持病はないですか?」の問いに
「ないですわ」と父。

あとからそっと救急隊の人に統合失調症であることを伝える。

そうこうしてると、母が玄関先で私を呼ぶ。

見に行くと、おまわりさんが二人。
階段からの転落ということで事件性がないか調査に来られたらしい。
「この間お会いしましたね。」と一人が言うので
「?」と顔をよく見たら、
祖父が亡くなった夜窓ガラスを割ってくれた人だった。
「あぁ、先日はお世話になりました」と何故か挨拶。

救急車で病院へ。
診察の結果、かかとの骨折。
骨もズレが生じてるらしくて、手術と入院を勧められる。
治療期間は2ヶ月半ほどかかるそうだ。

本人も痛くて動けないから、しぶしぶ入院を了解する。
父の病気の件もドクターに報告。
「認知症で精神状態が不安定な人も入院しているから・・・」と
受け入れしてもらえた。

部屋は10人部屋。
見回すといろんな患者さんがいる。
父の顔を見ると、この中では一番元気そうに見える。

「時間をもてあますから、本を持ってきてくれ、それから・・・」と
次から次へとリクエストをする。
本当にもう・・・

それから
「入院したらnozomiに迷惑をかけなくてすむだろ。お前も忙しいからな。」とポツリ。

感謝の言葉さえ言わない父が言った一言。
病気のせいで言えなかったのか、
本当は私の顔色を見て察していたのかなぁと思った。
ごめんね、お父さん。
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2008年04月25日

プチうつ

2、3ヶ月前くらいから、父のことで気になることがある。
絶え間なく続く足踏みだ。

最初は回数も少ないし、そんなに気にならなかったけど
今は足踏みの音自体もトントン、トントン
ひどいときはドンドン、と大きくて、
絶え間なく続くと、聞いてる方は結構頭が痛くなってくる。
(本人はあまり気がついてないそうだけど・・・)

お医者様に相談すると、飲んでいる薬の副作用だとか。
副作用止めを併用すると止まるかもしれないということで
もらってきたものの、なかなか飲ませられない。。

いつもの薬をまず減らしてみるのも一つの手だそうで
減らしてみたけれど、
反対に2、3日に一回は調子が悪くなり、怒鳴ったり笑い転げたり。

それ以外にもなぜだか、父は何をするにも思い切り音を立てる。
ドアを閉める音、窓を開ける音、書棚のガラス戸を引く音・・・
ドーン!、バシ〜ン!、ガラガラドーン!!!
耳の鼓膜が痛いくらい。

水道は滝のように出すし(水道代が・・・)、
コンロの火はMAX(火事も心配・・・)。。

ついでに通信制の大学院に入ったものだから
自宅で勉強しているつもりなのか、家からあまり出ない。

ということは、ほぼ父が家にいる訳で
母とゆっくりくつろげる時間が取れない。

母自身は夜中は薬のおかげが、
少々の物音でも目を覚まさずに眠れているので
おだやかでのんびりとしてくれているが
私の気が立って仕方がない。

夜中に響き渡る父の声で起こされ、
その声を聞きながら暗い部屋で悶々と朝まで過ごす。
寝不足を解消しようと昼寝、と思いきや
襖一枚の隣の書斎へ来て音を立てる。
ゴソゴソ&足踏み&演説のおまけがつくことも・・・

めまいがしたり、動悸がしたり、いらいらしたり。

体の中に怒りが渦巻いてる。
理性で何とか止めているっていうのが自分でもわかる。
いつプチって切れてしまうか。

そんな訳で、近場のリゾートへ母と逃避行。
お天気も良くて静かでちょっとリフレッシュ。

でも家に帰ればまた同じ。
先生に相談して、薬を変えたりしながらもう少し様子を見ることに。
ノートに薬と症状の変化をつけることにした。

少しマシになったかなと思ったら
また戻ったり、、、
なるべく振り回されないように、冷静に対応できたらいいな。
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2008年04月11日

コンタクトレンズ卒業

この間、母がコンタクトレンズを失くした。
入れたつもりが、目の中に無い。
もう片方のレンズが重なっているかと思った私は
意地になって、残っていたレンズの一枚をめくろうとして割れてしまった。

母は、コンタクトレンズが世に出た頃からの愛用者。
20歳から使ったとして、もう40年以上は使ってたんだな。

一時期レンズの外し方がわからなくなったこともあったけど
最近は、私が横について、一息入れると何とかトラブル無く
外すことができていた。

コンタクト愛用者にはわかることだが
メガネをかけなくても見れる!というのは
すごい開放感、自由さがある。

私は小学生からメガネ族。
思春期の高校時代、母と同じハードのコンタクトに挑戦。
でも、目に合わず痛くて断念。
その時母は、さらっと「こんなの何てことないよ〜私は♪」
なんて言っていた。

そんな母がコンタクトレンズを卒業した。

母の新しいレンズを買おうと、水曜日久しぶりに眼科へ行った。
視力検査をするのも何年ぶりかという母。
できるかな・・と私は内心不安。
一応受け付け表に、「物忘れ外来に行ってます」と記入しておく。

検査スタート。。
「これどこが開いてますか〜?」
「右」
「じゃ、これは?」
「1」
「?・・・じゃ、これは?」
「2」
「???・・・これは?」
「C」
「・・・・ちゃんと答えてください!」

やってしまった・・・
検査をしてくれてた人の顔がくもる。
母も緊張する。

「すみません・・・・」と事情を話す。
「1とか2とか、何でしょうね?」
「わかりません・・・」

「コンタクトを作る意味があるんでしょうか?」
「お手入れとか、これから先、紛失とか問題が出てくると思いますよ」
と言われてしまった。

そうだ、確かに私も母のコンタクトレンズ使用に対して不安がある。
でも、今やめる時期なのか・・・

悩んでると、別の人が母にゆっくり話しかけて視力検査をしてくれた。
おかしな回答はあれど、なんとか総合して視力を測ることができた。
そして、
「この機会にコンタクトはやめてメガネにされた方が安心ですよ」と
その人もそう言った。

母に「どうする?」と聞くと
「メガネでも見えるしなぁ・・・」と。

自分の意思もあまり伝えられなくなってきてる。

眼科の先生は明るい人。
昔、母も診察を受けたことのある50代くらい女医さんで
「40代を過ぎると涙が出にくくなって、
 コンタクトのトラブルも多いですし、メガネにされてはどうですか?」
とやんわり母に話してくれた。

「そうですね、そうしようか、、」と母もなんとなく納得してくれた様子。

かけていたメガネはよく見えているらしく、
先生が超音波洗浄で洗ってくれた。

これで、母のコンタクトレンズ卒業が決定。
なんだかふと寂しい気分になった。
またひとつ母が年を取ったような気がして・・・
今までの母とまた変わってしまった気がして・・・

でも、コンタクトレンズに対する配慮が一つ減ったので
私としては心配の種が一つ減ったことになる。

まだ慣れない母のメガネをかけた顔。
「メガネちゃん」と呼ぶと
恥かしそうに笑う母。
だんだん、私も母も慣れていくかな。
posted by nozomi at 11:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月08日

家で一人

先週の金曜から父は不在。
合格した大学院の研修を受けるため、東京へ4泊5日。

行く前の日まで大荒れで、大声で怒鳴ったり、と
こちらも眠れないし、イライラがたまる。
向こうへ行って苦情が来ないかと心配になったが
何とか連絡はなかった。

おかげで母と久しぶりに家でゆっくり過ごした。

いつもは父を避けて、家に居る時は
母の寝室でテレビを見る、寝転ぶといったパターンが多い。

でも今回は、リビングでゆったりくつろいだり、
ダイニングでのんびり庭の桜の一枝をスケッチしたり
おだやかな時間が過ごせた。

そして今朝は、デイサービスに送り出した後
こうして一人家でパソコンに向かうことができる。
いつもは母を送り出すと、私も家を出て放浪するのだけど。

家で一人・・・両親とも共働きだったから
ずっと子供の頃から慣れている。
それが去年から無くなった。
ということは、一年ぶりか・・・。

母には「仕事だから」と言ってるので
今日も有効に時間を使わないとな。。。

一人じゃないとできないこと、やろう。

昨日、母がコンタクトレンズを失くした。
入れたつもりらしいが、目の中を探しても見つからない。
片目に二枚入れたのかもしれないと、もう一枚が重なっていないか
意地になって残った一枚を私がいじったせいで、
パリっと割れてしまった。

母のコンタクト・・・これも結構ストレスになる。
もう眼鏡にしてほしいとも思うけど、
同じコンタクト愛用者の私も、外出時はやっぱりコンタクトが楽。
取り上げるのはかわいそうかなと、考え出すと頭が痛い。

今朝も何度か「目、やらなあかんな」と
コンタクトを探す素振り。
(失くしたことも忘れちゃったの?!)と
思わず、「だから昨日失くしたやんか!!」と言ってしまう私。

最近自分自身がとげとげしくなって余裕がないように感じる。
昨夜も何だか急に泣きたくなったり、当り散らしたくなったり。。

そして今日、父が帰ってくる。
どんな顔して帰ってくるかな、、、気が重い。
posted by nozomi at 10:08| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする